杉本博司が手がける「小田原文化財団 江之浦測候所」が今秋オープン

見学は日時指定の完全予約制、2017年10月9日より一般公開がスタート。

In Art Beat News Main Article 2 by Art Beat News 2017-06-07

光学硝子舞台

写真、演劇、建築など多領域で活躍する現代美術家・杉本博司がファウンダーを務める小田原文化財団の「江之浦測候所」が今秋オープン、2017年10月9日(月・体育の日)より一般公開がスタートする。見学は日時指定の完全予約制で、小田原文化財団公式ウェブサイトにて、7月20日より予約受付を開始する。

構想から10年、アートの起源に立ち返る場所「江之浦測候所」

現代美術作家・杉本博司自らが敷地全体を設計した壮大なランドスケープ「江之浦測候所」は、人類とアートの起源でもある天空を測候する事に立ち戻り、国内外への文化芸術の発信地となる場として構想された。開発面積3000坪、素晴らしい景観を保ち四季折々の変化を感じることができる小田原市片浦地区の江之浦において、構想から10年の歳月をかけ建設が進められてきた。

敷地内は、「夏至光遥拝100メートルギャラリー」や「石舞台」、「光学硝子舞台」、茶室「雨聴天」、門や鳥居、庭園、待合棟などから構成される。各建築物は、日本の建築様式及び工法の各時代の特徴を取り入れて再現。日本建築史を通観するものとして機能し、継承が困難になりつつある伝統工法を再現し、将来に伝える意図を持つ。また造園の為の景石には、古代から近代までの建築遺構から収集された貴重な考古遺産が随所に配されている。

夏至光遥拝100メートルギャラリー
明月門と五条大橋礎石
冬至光遥拝隧道

「100メートルギャラリー」ではアート作品の展示を、野外の「石舞台」や「光学硝子舞台」では、今後さまざまな公演プログラムを開催していく予定だ。なお、10月のオープン時には、100メートルギャラリーにて杉本博司の代表作「海景」シリーズの展示を予定している。

夏至光遥拝100メートルギャラリー先端

杉本博司「海景」Sea of Japan, Oki 1987 ゼラチン・シルバー・プリント

■「小田原文化財団 江之浦測候所」施設概要
所在地:神奈川県小田原市江之浦362番地1
開館日:木曜~火曜
休館日:水曜
入館方法:完全予約・入替制
見学時間:4月~10月、1日3回/10時・13時・16時(約2時間・定員制)
11月~3月、1日2回/11時・14時(約2時間・定員制)
入館料:一律3,000円(税別)
※中学生未満来館不可

構想:杉本博司
基本設計・デザイン監修:株式会社新素材研究所
実施設計・監理:株式会社榊田倫之建築設計事務所
施工:鹿島建設株式会社
特別支援:ジャパン・ソサエティー(ニューヨーク)

公式サイト:http://www.odawara-af.com/

■問い合わせ先
小田原文化財団
電話:0465-42-9170(平日10時~16時)
公式Facebook:http://www.facebook.com/odawaraaf/
公式Twitter:http://twitter.com/odawara_af 
杉本博司通信Twitter:http://twitter.com/odawara_staff

Text: Atsumi Iwama

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