京都市京セラ美術館の館長に建築家・青木淳が就任

今年は2020年3月のリニューアルオープンに向けた動きが活発化

In Art Beat News Main Article 1 by Art Beat News 2019-04-13

2020年3月21日に予定されている京都市美術館(通称:京都市京セラ美術館)のリニューアルオープンに向け、同館長に建築家の青木淳が就任したことが発表された。

1933年に建設された京都市美術館は、現存する日本の公立美術館の中でもっとも古い建築。東山を背景にしたクラシカルな外観で愛されてきた京都市美術館は、2014年の開館80周年を機に「京都市美術館将来構想」を策定。2017年、市民負担を抑えながらリニューアル事業を推進するためにネーミングライツを導入し、京セラ株式会社が約50億円を負担したことで、「京都市京セラ美術館」という通称が50年間にわたり使用されることになった。同館は2017年から改修・増築工事のために一時閉館し、現在は2020年のリニューアルオープンにむけた工事を行っているところだ。

今回、館長への就任が発表された建築家の青木淳は、西澤徹夫とともにリニューアルの基本設計から携わってきた人物。「馬見原橋」(くまもと景観賞)、「S」 (吉岡賞)、「潟博物館」(日本建築学会賞作品賞)、「ルイ・ヴィトン表参道」(BCS賞) などの建築で知られ、自身も美術家としてインスタレーション作品の制作を行っている。

リニューアルでは、敷地の北東に現代アート展示室と収蔵庫、バックオフィス、屋上庭園を備えた「東山キューブ」が新設される。「東山キューブ」は多様な表現形態に対応し、現代アートを中心にさまざまなジャンルの作品を紹介・発信していく予定だ。また、常設コレクション展示室も新設され、近代以降の京都の美術の総合的なコレクションを楽しむことができる。

京都市美術館は今回の再整備により、100年後の未来を見据え、日本の文化芸術の中核として世界の人々を魅了する存在をめざしていくという。今後、リニューアル初年度のプログラムラインナップの発表や、プレイベントの開催などを予定しているという。来年のリニューアルに向けて活発化してきた同館の動向を楽しみに見守っていきたい。

(Text: 玉田光史郎 Koushiro Tamada)

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