特別展 明代絵画と雪舟

根津美術館

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わが国中世画壇の巨匠、雪舟等楊(1420~1506)は中国にあこがれ、応仁元年 (1467)遣明使天与清啓の随員として明に渡り、あしかけ3年の間各地を訪れて画を 学ぶとともに、彼地でも絵筆を執ったことが知られます。有名な「四季山水図巻」(文明18年〈1486〉国宝防府毛利報公会蔵)をはじめ、帰朝ののちの作品には南宋院体画を継承する筆法に加え、強い個性に裏付けられた彼独自の構築的世界が顕著に窺われます。明代絵画が雪舟の画業にどのような影響を及ぼしたかは、以後のわが国中世絵画の動向に照してもまことに興味深いこととしなければなりません。
当時の明国画壇は、浙江省や福建省出身の職業画家たちが宮廷で活躍し、雪舟もその中の一人李在に学んだと伝えられます。加えてこの頃は蘇州において後の文人画の主流となる画派が盛んとなり、沈周ら幾多の画家の輩出を見ました。雪舟が目のあたりにした中国画壇はそうした、浙派と呉派の対立にいたる構図が漸く定まっていく時期にあたり、当然のことながら彼自身が蒙った影響も多岐にわたったであろうことが推測されます。
本展覧会は、雪舟の絵画を原点に、現存する明時代中期の作品を中心にその画壇の展開を通観するもので、これまでややもすれば晦渋な印象を与える明代絵画について、あらたに理解を深める機会となれば幸いです。

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スケジュール

2005年07月02日 ~ 2005年08月14日

アーティスト

雪舟

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