開館10周年特別企画展 [写真はものの見方をどのように変えてきたか] 第二部「創造」
東京都写真美術館
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近代的市民社会は、20世紀には高度な大衆社会へと変容していきます。写真もまた「芸術」としての地位を獲得し、さらにメディアとして確立していきました。20世紀初めになると、ピクトリアリズム的な写真は徐々に衰退し、写真だけが可能にする近代的な写真表現の追及が始まります。 写真技術の発達は、人間の視覚以上の現実を私たちの前に提示しました。精密描写や顕微鏡写真などは写真が「機械の眼」であることを人々に強く認識させることになります。第2部では、写真がその独自の「芸術」と「表現」をどのように発展させていくか、19世紀後半から1930年代までの写真表現の変遷でたどっていきます。
メディア
スケジュール
2005年05月28日 ~ 2005年07月18日