ファッズ アートスペース小木曽瑞枝は1996年より活動を開始したペインターです。2003年のオペラシティーアートギャラリー、プロジェクトNでの個展は記憶に新しいところでしょう。最近では広島県坂町の町立図書館でのパブリックアートを手がけるなど、その活動範囲をコミッションワークの方面にも広げ、新たな展開を見せています。今回彼女にとって2年ぶりとなる個展では、角の丸い木製パネルを支持対にアクリル絵の具や、染料、オイルパステルなどを用いたペインティングを中心とする新作を発表します。作品はその支持体の形状からも伺えるように車窓からの風景を思わせるような構図で描かれており、滲み出る穏やかな空気は意識と無意識の狭間、現実と非現実の狭間といった中間の世界へといざなう独特の世界観を感じさせます。小木曽にとって作品とは、何か決定的な具体化を拒みつついかにナラティブな視点をいかに誘発するかが大きなテーマのひとつとなっているようです。何かを描くかでなく、何が描かれているように見えるのかに注意を注ぎながら制作し、鑑賞する側への想像力を刺激します。
*毎週土日のみオープン*
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