福井篤 「the eyes of the midnight sun」

小山登美夫ギャラリー

poster for 福井篤 「the eyes of the midnight sun」

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福井篤は1966年、愛知県生まれ。89年、東京芸術大学美術学部油画科卒業。現在、東京を拠点に制作活動を行っています。小山登美夫ギャラリーでは、2001年、奈良美智キュレーションによるグループ展に出展した後、2002年の個展、2004年の以降、2年ぶり3度目の個展となります。
本展で登場する作品は、「大昔の記憶、最初に地球に来たときのことを思い出すような」イメージで描き進めた、と福井は言います。『arrival gate』と題された作品には、暗い宇宙でうっすらと光を浴び始めた地球が描かれています。それは私たちの知る地球の写真のように青々とした星ではなく、皆既日食のようなシルエットとしてぼんやりと浮かんでいます。『Metatron(七人の大天使)』で大画面いっぱいに描かれる、草原に屹立する大樹の風景は、太古の昔、地球にたどり着いた自分が最初に目にした原風景であるかのような、奇妙な既視感を漂わせています。モナリザの背景のような小宇宙的風景を前に浮かぶアンドロギュヌス(両性具有者)のヌード『植物学者』は、神話的モチーフでありながらも、今までのどの伝承とも結びつかない、むしろサイエンスフィクションの世界を彷彿とさせます。繰り返し登場するキノコは、私たち人間の感覚を毒性や幻覚作用で狂わせるものです。浮遊する作家の視点は、自分という存在を乗り物としてあやつるように、私たちが現在生きているこの世界、地球、という存在をも、遥かに超越しているのでしょうか。「自分の生まれる前の歴史をも含む、リアルだけれど近づけない世界を、映像を知る前の娯楽としての絵画というものの力を借りて表現してみたかった」と語る作家の新たな世界に、どうぞ足を踏み入れてください。本展では、新作ペインティング9点と、ドローイングが展示されます。

オープニングレセプション 10月21日(土) 18時~20時

[「untitled」、2006]

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スケジュール

2006年10月21日 ~ 2006年11月11日

アーティスト

福井篤

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