白井美穂 「Finding Shangri-La」

アートフロントギャラリー

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このたびアートフロントギャラリーは白井美穂 個展「Finding Shangri-La」を開催いたします。今回の個展では山河のイメージのタペストリーや手製のテント、旗の作品が出品され、チベット仏教かのようです。雑多な日用品で作られたテントには風の馬や湧き上がる菊状の水のイメージが刺繍され、仮設の瞑想空間のようにも見えます。通常敗北を意味する白い旗には輝く雪山のイメージが重ねられ、喪や、違法な軍事行動を反対する折に掲げられる黒旗の上にも、暗い夜空に打ち上げられた花火の刺繍が施され希望を表しています。これら両極にあるもの、正反対の意味を一つの作品のもとに統合する手法は白井の過去の様々な作品の中にも見られました。今回のテーマであるシャングリラ、桃源郷はこの展覧会ではファンタジーでありながら同時に日々生きられるものとしての現実であり、約束の地あるいは故郷のようなものとして見い出されていく精神の在処として捉えられています。白井は80年代終わり頃から木材や金属といった工業製品、椅子やテーブルといった日用品や写真を使用した彫刻とインスタレーション作品を制作してきました。それらの素材、形態、物と物の組み合わせや配置により、従来の物の用途や目的をずらして新たに生み出される意味や、見る対象を通して変容する人間の知覚の探求が継続的なテーマとなっていました。近年では布を素材とした彫刻や平面作品を制作し、より豊かな色彩と自然界のイメージを用いるなど、絵画的要素と手工芸的手法が積極的に取り入れられています。また国内外でインタラクティブなプロジェクトを含んだ展覧会を多数行い、昨年ニューヨークでは各国の国旗のはためく国連ビル付近の会場で、それとは対照的な各人の思いを映し出した想像上の、こころの中の国の旗を観客との対話を通じて制作するという展覧会を行いました。本展ではその時のコンセプトをさらに発展させた作品展開をしています。

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スケジュール

2006年06月06日 ~ 2006年06月30日

アーティスト

白井美穂

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