児玉みなみ 「おい!瓢ひさご 陶のオブジェ」

LIXIL ギャラリー1 & 2

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児玉みなみさんの作品は、瓢箪をモチーフにした陶のオブジェです。瓢(ひさご)、つまり瓢箪は、古今東西老若男女に愛されてきた装飾のモチーフで、縁起物の代表として皇帝の御印から庶民の酒器まで、陶芸でもあらゆるものに使われて来ました。私たちと同時代に生きる20代の女性である児玉は、テーブルウェアから酒器を連想し、酒器から瓢箪へと行き着きました。

児玉の作品の特徴は深い色彩をもつ釉薬です。白、黒、緑、黄土、サーモンピンクと、どの色彩をつかっても陶芸の釉薬だけが持つ、透明なガラス質に覆われた深く濃い色合の、どこか人知の及ばぬ小さな湖のような釉だまりをもった世界をつくり出します。そこへ瓢箪形のモチーフとなれば、どんな古典的な作品かと思われますが、児玉は瓢箪のふくらみを女性のボディに見立て、さわやかなエロティシズムを感じさせる作品をつくりました。ふくらみとふくらみの間を鉄錆色の帯でキュッと締めたような作品、緑釉の濃淡で色分けた作品、瓢箪の口が白い花びらのように開いている作品など、いずれも高さは20~40cmですが、可憐な中にどこかほんのりと色香の漂うディテールがあり、愛らしく寄り添いたくなるような存在感を持っています。

児玉は美術大学で陶芸を学びましたが、釉薬に魅せられ、かたちやデザインよりも色彩を表現することに惹かれて、卒業後も研修所で釉薬の研究を続けています。児玉が作品につけたタイトルは「おい、瓢!」。まるでため息をついているように開いた瓢箪の口が何かを語り出しそうで、思わず話しかけずにはいられない感じだったから。今展ではそうした作品が新作も含めて15点ほど展覧される予定です。

アーティスト・トーク 12月7日(金) 18:30~19:00

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スケジュール

2007年12月07日 ~ 2007年12月26日

アーティスト

児玉みなみ

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