北原愛 「世界をどう区切るのか」

資生堂ギャラリー

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本展がこのアーティストの日本国内での初個展となります。北原愛は、私たちの日常の中にある様々な「境界線」を可視化し、その意味を問いかける作品を制作してきました。私たちの周りには多くの「境界線」が存在します。私たちは、意識的にあるいは無意識に「境界線」を作ることで「社会」を形成しているといえます。家の扉、塀、壁、道路、県境、国境そしてコミュニティーやグループ、宗教、人種といった物理的な意味合いをこえた「境界線」など…。このようにたくさんの「境界線」に囲まれていながら、私たちは通常その存在を意識的には考えずに暮らしています。

本展では、「世界をどう区切るのか」というテーマで、社会的に最も重要な「境界線」である「国境」と、私たちの最も身近な境界線である「扉」をモチーフにした新作《11m²の国境 フランス―ベルギー》と《Border-Chair》を紹介します。大展示室には、フランスとベルギーとの国境の稜線をレリーフに転換し、11m²サイズで立体化した作品《11m²の国境 フランス-ベルギー》を展示します。フランスとベルギーのように隣り合う2つの国には共通の国境線が存在しますが、どちらの国から見るかによって稜線の凸凹は真逆になります。本展で展示するのは、フランス側から見たベルギーとの国境の稜線を立体化した作品で、鑑賞者はこの作品の上(つまりフランスの外側)に乗って歩くことができるようになっています。小展示室の空間には不思議な「扉」が出現します。《Border-Chair》と名づけられたこの扉は、実際に開閉可能で中央部分が椅子になっており、鑑賞者は扉が隔てる2つの空間の境界線上に座ることができます。2つの空間をつなぐ存在でありながら、2つの空間を分ける機能をももつ「扉」。その両面性を体感できる作品です。その他、模型、ドローイングなど約30点展示します。本展を機に日本国内での活躍の場が広がるであろう、北原愛の世界にご注目ください。

[画像: 模型「15m²の国境」フランス―ベルギー (2004)]

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スケジュール

2007年10月23日 ~ 2007年12月23日

アーティスト

北原愛

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