デニス・ホリングスワース 「コロッサス」

小山登美夫ギャラリー

poster for デニス・ホリングスワース 「コロッサス」

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デニス・ホリングスワースは1956年スペイン、マドリッド生まれ。現在ロサンゼルスにて制作活動を行っています。抽象絵画を、抽象と言わしめる理由はどこにあるのでしょう。私たち鑑賞者が作品を見るとき、そこで何が表現されているかを、言葉に置き換えて捉える事ができます。デニス・ホリングスワースのペインティングは、まるで絵具というメディウムを、言語そのものとして機能させているかのようです。塗り重ねられたレイヤー (層)と、その上に自在に配置される様々な表情のテクスチュアが、それ自体があたかもアルファベットの文字であるかのように、組み合わされていきます。そこにはアクションペインティングからほとばしる人間のエモーショナルな情動は見られません。この「絵画ではないが、彫刻でもない」作品は、2次元と3次元という美術作品としての問題を遥かに越えて、彼自身の世界の見取り図であるといってもいいかもしれません。

本展では、彼が90年代から描き続けている『Wet on Wet』シリーズの新作が展示されます。乾いていない画面に、更にまだ濡れた筆を滑り込ませる手法は、必然的にごく短時間で完成させなければならない緊張感を彼に与えています。タイトルの「コロッサス(巨人)」は、彼の作品の中で最大の大きさとなったペインティングの持つスケールの問題、またゴヤの「巨人」やピカソの「ゲルニカ」など、絵画の主題と大きさの関連性、また彼の祖国であるイベリアの文化的背景をも含んでいます。「最もポジティヴで圧倒的な意味での自然、人間、グロバリズムの巨大さ」(作家談)を描ききる新作を、是非この機会に是非御高覧下さい。

オープニングレセプション: 6月2日(土)18:00~20:00

【画像: 「コロッサス、#268」(部分) 2007年、243.8x487.7cm(油彩)、 (C)2007年 デニス・ホリングスワース】

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スケジュール

2007年06月02日 ~ 2007年06月23日

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