大西伸明 展

LIXIL ギャラリー1 & 2

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このイベントは終了しました。

大西伸明は1972年生まれの34歳、これまで関西を中心に制作・発表をしてきました。その作風には定評があります。大西さんは日常に存在するモノや動植物を模り、樹脂で等身大に再現します。特徴は、一見して本物かと見紛うばかりに着彩する技術です。「脚立」は表面だけしか描かれていません。近づいて見ると、一部分着色していないところがあり、透明な樹脂の肌が見えています。表面だけしかない「脚立」は実物の鉄製の脚立に比べ、薄く、細く、わずかに歪みが生じていて、私たちの認識している脚立とは異なる存在感を持っていることに気づきます。思わぬ肩透かしを食った、間抜けで不覚な瞬間に、確かに見えたと思っていたものが、見えていなかった幾多の体験を思い出して、微苦笑とともに、私たちが故ない思い込みで過ごしていることを、突きつけられ粛然としてしまいます。見る者に、ほど良い脱力感とギクリとチクリの視覚のつぶてを投げかけながら、リアルとは、フェイクとは、と問いかけてきます。
2007年の始め、樹木や波消ブロック、蝶といった、これまでにはなかった大きなモチーフで制作を行いました。壁から床へと大きな冬枯れの木立が幾本も倒立して立ち塞がり、数百羽の蝶が壁にとまっている光景はドラマティックで、見る者がリアルとフェイクのエッジの上にまさに立たされたように体感できる作品でした。今展は東京での初個展となります。

アーティスト・トーク: 3月3日(月)18:00~19:00

メディア

スケジュール

2008年03月03日 ~ 2008年03月29日

アーティスト

大西伸明

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