プンクトゥム今年4回目のプンクトゥムの企画展となります本展では、アートプロジェクターの仲世古佳伸氏をゲストキュレーターに迎え、「狂った一頁(くるったいちぺーじ)」という3回シリーズの企画展を行うことになりました。
さて、本シリーズ1回目「柳瀬あかね」展に続き、2回目に登場するア-ティストは、問谷明希です。今年3月に武蔵野芸術大学大学院油絵コ-スを卒業した問谷は、寓話的風景と私的記憶が入り組んだ、複雑な形象を描く画家です。赤や青、白や黄色の筆触に充たされた画面は、一見したところ何が描かれているのかは判然としません。じっくりと画面を凝視すると、何か生き物の息遣いのような、ザワザワとした触覚と、脆弱で危うい心象とが多層的に構成されていることに気づきます。森や草木のイメ-ジの上に重なる、少女やスカ-トの柄や小鳥などの形象は、どれも「本当の姿」を現さず、顔も輪郭もその面影は曖昧なままです。問谷の絵画の深層に潜む「乖離的気配」、「自壊的無意識」、「他者への怯え」といった意識への揺り戻しは、極めて今日的な問題であると同時に、ネット世代の画家による、新たな「絵画への揺り戻し」を静かに挑発しているように思えます。
アーティスト・トーク
日時: 9月27日(土) 15:00-16:00
司会進行: 仲世古佳伸
ゲスト: 西村智弘氏(美術評論家)
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