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特集陳列 「キリシタン-大航海時代のキリシタン遺物-」

東京国立博物館
終了しました
15世紀の終わりごろから16世紀にかけて、ポルトガルとスペインは新天地を求め、競って未知の世界への航海に出かけました。スペインは地球を西回りに、アメリカ大陸、太平洋を経て16世紀の初めにフィリピンに達しています。一方、ポルトガルは地球を東回りに、アフリカ大陸の喜望峰を経由し、16世紀の初めにマレー半島のマラッカに、1549年にはイエズス会の宣教師フランシスコ・ザビエルが鹿児島の地を踏みました。

 ザビエルはわが国でキリスト教の布教を始め、九州や五畿内の諸大名がキリシタンに改宗するなど、信徒の数は次第に増えていきました。宣教師たちは本国に対し布教のための各種の聖具を送るよう依頼していたことがイエズス会の記録でわかっています。

 1579年に巡察師ヴァリニャーノが来日すると、布教の体制を整備するため、セミナリオやコレジオなどの教育機関も設立されました。ここでは音楽、語学、美術などの西欧の教育が実践され、絵画などの優れた作品が制作されたと考えられています。

 この特集陳列では、大航海時代に、ポルトガル船によってもたらされ、またあるいはわが国で作られたキリシタン遺物を中心に紹介し、東西文化の交流の諸相をご覧いただきます。

スケジュール

2008年10月7日(火)〜2008年11月16日(日)

開館情報

時間
9:3017:00
休館日
月曜日
月曜日が祝日の場合は月曜日開館し翌日休館
年末年始休館 ※その他臨時休館あり
入場料[総合文化展(常設展)] 一般 1000円、大学生 500円、高校生以下および満18歳未満・満70歳以上、障がい者と介護者各1名 無料、特別展はイベントにより異なる(入館の際に学生証または年齢の確認できるもの、障がい者手帳等ご提示ください) ※入館方法などの最新情報は公式ウェブサイトでご確認ください。
展覧会URLhttp://www.tnm.jp/jp/servlet/Con?pageId=B01&processId=01&event_id=5920
会場東京国立博物館
https://www.tnm.jp/
住所〒110-8712 東京都台東区上野公園13-9
アクセスJR上野駅公園口より徒歩10分、京成線京成上野駅正面口より徒歩13分、東京メトロ銀座線・日比谷線上野駅7番出口より15分
電話番号050-5541-8600 (ハローダイヤル)