諏訪敦 「複眼リアリスト」

佐藤美術館

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諏訪敦は、北海道に生まれ、1992年武蔵野美術大学院修了、1994年には文化庁派遣芸術家在外研修員として2年間スペインマドリードに在住、彼の地で参加した国際絵画コンペで大賞を受賞し画家としてのキャリアをスタートさせました。

帰国後は絵画の原点回帰としての意味で写実表現の追求を続けましたが、2000年に開催された個展で、前衛舞踏の先駆者大野一雄、慶人両氏の協力を得て一年間取材し描き下ろしたシリーズ作品を発表しました。この制作体験は諏訪に大きな示唆を与え、これを契機として取材対象の選択を重視しつつ背後にある個人的歴史や思考など多岐の情報を取り込み、対象とのコミュニケーションのプロセスまでも素材とする制作スタイルへと転換させてゆきます。
 
その後は個展での活動が中心になり、日本在住の多様な来歴を持つ女性たちを題材にし、標本的絵画とインタビューを併記したシリーズ「JAPANESE BEAUTY」(2003年)や、一般より募ったモデル協力者の生活空間を切り取り、本来秘匿されるべき寝姿を描写したシリーズ「SLEEPERS」(2006年)などに結実しています。
 
現在我が国では、ジャンルを問わず描写系絵画の台頭が顕著にみられますが、そのきっかけを作ったのが諏訪敦であると思うのです。しかし、その超絶的描写能力と同時に表現のエッセンスは、対象への問いかけとコミュニケーションにより支えられ、そのため作品の多くが人物画に占められているのです。

本展は、この新世代の作家諏訪敦の最新作を含む全貌を、佐藤美術館全館に展示網羅することで現代絵画の行方を考察しようとするものです。

メディア

スケジュール

2008年01月17日 ~ 2008年02月24日

アーティスト

諏訪敦

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Reviews

madargallery: (2008-02-02 at 18:02)

超絶的描写の世界に引き込んでいってくれました。
深みのある世界です。

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