スタンリー・ドンウッド 「I LOVE THE MODERN WORLD」

東京画廊+BTAP

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この度、東京画廊+BTAPでは、4月2日よりスタンリー・ドンウッド個展「I LOVE THE MODERN WOLRD」を開催いたします。展覧会では、スクリーンプリント、エッチング銅版、エッチングとミクストメディアのペインティングの、3つのシリーズの作品が発表されます。
「London Views」シリーズは、gold block-foil のリミテッド・エディション・スクリーンプリントで、この作品を制作するにあたりドンウッドは小刃具を使い、労を惜しまずリノリウムを削っている。削られたパネルには、テムズ川から見た、ビッグベンやカナリーワーフ、セント・ポール大聖堂など象徴的な建物を含むロンドンが、パノラマ描写されている。しかし、ドンウッドの描くロンドンは黙示録的であり、火に覆われ、建物は崩壊し、どんよりした雲が街全体にかかっています。巨大な波はテムズ川の防潮壁を破り、次々と押し寄せる津波が、火に包まれたSwiss Reビルやミレニアム・ドームをも呑み込んでしまいます。
Linoprintと、スクリーンプリントの作品にも見える「London Views」のテーマは、日本の楮(こうぞ)和紙を使ったパノラマ風景のプリントにも取り入れられている。楮和紙とは、耐久性に優れている楮の樹皮の繊維を利用した紙で、900年も前から使われている紙技法であり、インクが浸透しやすいため、スケールの大きいプリントに適しています。
さらに、ドンウッドはサバービア(郊外)*への魅惑を10点のフォトグラフィック・エッチングのシリーズで描いています。このサバービアの因果関係や、長期的な影響、見通しに興味を持つドンウッドは、不必要に大きく、味気のないモール風建物を囲むように並ぶ集団住宅を描きます。住宅はコマース・商業を中心に建てられ、市民はよき消費者となれ、と云わんばかりに・・・ドンウッドはこれを「スーパー・サバービア」と称しています。ドンウッド曰く、「消費」というのは結核の旧名でもあり、喀血しながら死んでゆく様を連想するものです。
3つ目のシリーズ、「Puffer」では、ドンウッドが考える恐怖症や恐怖心、不安、そしてアレルギーを描写しています。
今回の展覧会はスタンリー・ドンウッドにとって日本で初めての個展になります。また、東京画廊+BTAPでは今年一年UK-Japan 2008**にちなんで、二人目のイギリス人アーティストの展覧会の開催です。この機会にぜひご高覧ください。
*サバービア/郊外生活のコンセプトとは、「画一的な住宅での画一的な核家族の暮らしの中に、自然な人間の欲望・真のコミュニティーを求める心・公共の福祉への関心といった、穏やかな社会を破壊しかねない力をひた隠している、奇怪だけど傍から見ると笑える一場面」(2008.2: Wikipediaより)
**UK-Japan2008は、2008年1月から12月に開催される様々な公認イベントや活動を通じて、芸術、科学技術、クリエイティブ産業の分野で創造性あふれる現代の英国をご紹介するとともに、日英間のコラボレーションの活性化と両国のさらなる発展をめざす催しです。駐日英国大使館とブリティッシュ・カウンシルがUK-Japan 2008実行委員会を形成し、特別協賛、協賛企業や団体からの支援・協力を得ながら開催されます。(http://www.ukjapan2008.jp/whats/より)
アーティストについて
スタンリー・ドンウッドはエニグマとされている。1994年よりイギリスのバンド、レディオヘッド(Radiohead)のセカンドアルバム「The Bends」から、最新のリリースのアルバム・カバーを手がけており、そのアルバム・アートやポスターを通して世界中の人々の目に触れている。ドンウッドの描く衝撃的なイメージは独特なブランドとしても成り立ち、ドンウッド自身レディオヘッドの準メンバーともされている。2001年にレディオヘッドがスペシャル・エディション・アルバム「Amnesiac」でグラミー賞を受賞した際もドンウッドのアルバム・カバーが大きく貢献しているとされた。
ドンウッドは、アーティストとしての成功と名声を得ているにも関わらず、今日に至ってもレディオヘッドの活動の舞台裏にとどまり、表舞台に姿を現すことはほとんどない。このとらえどころのない性格が、ドンウッドの存在そのものへの疑いのを呼び、レディオヘッドのアルバム・アートを手がけているのは実はリード・ボーカルのトム・ヨーク(Thom Yorke)なのでは、とまで言われたこともある。

メディア

スケジュール

2008年04月02日 ~ 2008年04月26日

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Reviews

Ashley Rawlings tablog review

Stanley Donwood "I Love the Modern World" Opens

Tokyo Gallery + BTAP holds a solo exhibition of Stanley Donwood, the artist who made Radiohead's album covers.

donald_japantimes: (2008-04-04 at 12:04)

One huge fan of civilization
By Donald Eubank
Japan Times Staff writer

Given that Radiohead, and Stanley Donwood along with them, are probably the pre-eminent chroniclers of urban malaise in our pre-to-postmillenial times, it's good to see that a happy, mentally healthy individual is the artist behind the dark, edgy images that grace those covers ...

http://search.japantimes.co.jp/cgi-bin/fa20080403a1.html

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