終了した展覧会・イベントです

「古写真 -古美術の記録」展

東京国立博物館
終了しました
明治初期、当館の前身、文部省博物局による国内の古美術品の収集と保存は、明治8年(1875)にウィーンで開催された万国博覧会への出品をひとつの目的としていました。同じように、明治期に国内外で多数開催された博覧会や展覧会は、文化財の調査と博物館への作品の集積を推しすすめるきっかけともなりました。

すでにこの頃、「写真」という記録手段が使われています。明治5年(1872)に、江戸城の撮影をし、壬申検査(じんしんけんさ)という文化財調査に写真を導入した明治政府の担当者は、記録媒体としての写真の有効性を理解していたのでしょう。彼らは博覧会や展覧会に出品された古美術品の撮影を積極的に行ない、情報を集積すると同時に外部にも伝えていったのでした。

今回の特集陳列では、『墺国維府博覧会(おうこくいふはくらんかい)出品撮影』など、明治前期にウィーンやパリで開催された万国博覧会の様子や出品作品を今に伝える写真帖、古美術の観賞会であった観古美術会(かんこびじゅつかい)に出品された作品の写真、さらに美術写真家の先駆けのひとりといえる工藤利三郎の作品を展示し、美術品の記録としての写真を紹介いたします。

スケジュール

2008年7月8日(火)〜2008年8月3日(日)

開館情報

時間
9:3017:00
休館日
月曜日
月曜日が祝日の場合は月曜日開館し翌日休館
年末年始休館 ※その他臨時休館あり
入場料[総合文化展(常設展)] 一般 1000円、大学生 500円、高校生以下および満18歳未満・満70歳以上、障がい者と介護者各1名 無料、特別展はイベントにより異なる(入館の際に学生証または年齢の確認できるもの、障がい者手帳等ご提示ください) ※入館方法などの最新情報は公式ウェブサイトでご確認ください。
展覧会URLhttp://www.tnm.jp/jp/servlet/Con?pageId=B01&processId=01&event_id=5602
会場東京国立博物館
https://www.tnm.jp/
住所〒110-8712 東京都台東区上野公園13-9
アクセスJR上野駅公園口より徒歩10分、京成線京成上野駅正面口より徒歩13分、東京メトロ銀座線・日比谷線上野駅7番出口より15分
電話番号050-5541-8600 (ハローダイヤル)