「破壊と構築 -パルプを素材としたペーパーアート-」展

スウェーデン大使館

終了しました

アーティスト

シャスティン・スヴァンベリ

アーティストのコメントより抜粋―
一枚の紙を製造するその過程には破壊と構築という要素が存在する...。たっぷりと水を含んで縮んだパルプ、そしてまた縮み方の違いにより様々なうねり方をしたパルプを何枚も重ね合わせて得られる第二の皮膚のような外観。それが私に、二次元構成、三次元構成の作品を生み出す為の限りない可能性を与えてくれる。しかし、それがなんだというのだろう。私には見る人の心の中にある印象までを左右することは出来ない...。破壊と構築、流出と流入。これが今回の展示のキーワードになる。原材料を繊維まで破壊すること、そしてその繊維を一枚の紙に再構築すること、それが私のアートの材料を得ることなのだ。しかし、パルプの中の細い繊維が少しづつその流れを止めるとき、あるいは紙が知らずに乾いていったとき、そこに何が現れてくるのか？止まった流れが何かを見せてくれるだろう。さて、そこに何があるか？心の目で見て欲しい。

スケジュール

2008年4月1日(火)〜2008年4月18日(金)