poster for 井上直久 展

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心地よい澄んだ空気が漂う、幻想の街。井上直久が創り出す世界“イバラード”は、誰も見たことのない場所であると同時に、誰もが訪れたことのあるような懐かしさを感じる場所でもあります。

かつて宮沢賢治が岩手県を“イーハトーブ”と言ったように、自身が住む茨木市を“イバラード”と呼ぶ井上氏。それを口にした瞬間、また意識した瞬間に、目に映った風景・事象すべてが幻想的で不思議な世界へと変貌を遂げるといいます。見慣れた駅前の風景は広大な丘陵地に、自宅裏の麦畑は黄金色に輝く原野へ。イバラードは、見方をほんの少し変えるだけで、世界は面白くなるということを私たちに教えてくれるのです。この幻想世界は、1995年に宮崎駿氏が脚本を手掛けた映画『耳をすませば』で一躍脚光を浴びました。主人公の空想シーンの背景にイバラードの世界が起用され、作品に時空を超えた不思議な彩りと深みをもたらし、多くの人々の目に触れるきっかけとなったのです。

「輝く街のつくり方」と題する本展では、作家の着想から作品ができるまでの過程を代表作品や新作の油彩画によって説明します。その制作の特徴は、色や形を最初に描き、そのあとに意味を考えるということ。そうすることで、世界の不思議さや面白さ、美しさに気づくことができるのです。言葉というフィルターをはずし、自由な表現から創り出される井上直久の世界は、これから来る私たちの未来へのヒントなのかもしれません。

ギャラリーセミナー「イバラードのつくり方」
11月1日(日)14:00 モデルクロッキー実演、15:00 技法解説

[画像:「庭園都市」ジクレー、36×53cm]

メディア

スケジュール

2009年10月31日 ~ 2009年11月10日
10:00-19:30

アーティスト

井上直久

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