丸田絢子「CIRCUS」

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アーティスト

丸田絢子

「集合　配列　自由度」は丸田絢子が2001年から2003年に在学した東京芸術大学大学院修士課程で制作した修了設計で出会ったテーマです。

この修士設計で丸田絢子は、雲のようにたゆたい、姿形を変化させる物体の構成を分析し「一定の自由度を持った個体の集合が配列されるとき総体として様々な様相を作り出す」というルールから、いくつかの空間モデルを作りました。

2006年に丸田絢子建築設計事務所を設立後　斬新なデザインを期待された仕事において丸田は再び「配列　集合　自由度」に着目したデザインに取り組みます。

本展では、新作インスタレーション"CAGED LION"を含め、丸田絢子が手がけた「配列　集合　自由度」作品を一団のサーカスに見立ててご紹介いたします。

4つの作品は、場所、諸条件、醸し出す雰囲気は全く異なり、用途も展示会場からインテリアデザイン、アートインスタレーションと様々です。しかし、どの作品も思いがけない要素が無数に集まることでさらに思いがけない全体を作り出しています。また、構成要素に与えられる自由度（組み替え可能さ、移動可能さ）は、無限に近い数の全体像を表現できることも共通しています。作品の構成や素材についての解説を交えながら個性豊かでアクロバティックな一団をお楽しみください。

スケジュール

2009年2月6日(金)〜2009年3月22日(日)