千葉和男展

永井画廊

終了しました

アーティスト

千葉和男

「･･･平面絵画とは立体のことであったか、"存在を描く存在"などという言葉もよぎる。描かれた世界(こと)があった(・・・)のではなく描かれた世界(そんざい)そのものがある。平面絵画とは当然ながら立体、四次元の存在そのものなのであった。･･･」（千葉和男）

25年前、アルタミラ壁画を初めて見た時の感動、衝撃、発見が、画家千葉和男の原点であり、核心です。

千葉は、スペインの大地、樹木、空、人々が営む街、教会、遺産である廃墟等、かの地で触れる様々なもの、ことを凝視し、徹底してシンプルに対象から引き出された“存在”を描き、四次元の時空間表現に至っています。

今回の作品は、現在居住しているトレドの体験で得た、灼熱の夏、人のいない石畳の旧市街の"光と影"、荒涼たる原野に佇む塔の"存在"、アトリエで対象と向き合うなか直観する"自然の摂理"、を描いた各新作です。

弊廊では05年、07年に続く3回目の展覧会です。新作油絵28点出品予定。

[画像: 「カラバッソ」 P20号]

スケジュール

2009年11月9日(月)〜2009年11月27日(金)