nca | nichido contemporary artこの度、nca | nichido contemporary artは、イギリス人作家ソフィー・リケットによる第2回目の個展を開催いたします。
今展覧会では、現在進行中の新作プロジェクト「Untitled (Nature Study)」シリーズから8点と2007年に完成した大規模な映像作品「AUDITORIUM」とその写真作品9点から構成されます。
「AUDITORIUM」は、作家ソフィー・リケットの新作映像作品と作曲家エド・ヒューズによる大規模なサウンド・インスタレーション作品です。これは、名高い歴史を誇る音楽やパフォーマンスの空間であるグラインドボーンオペラに対する彼らの表現です。
彼らのモダニスト様式に関する好奇心と芸術に対する絶対的信念、そして力強く残響するソフィー・リケットの映像世界が交わって、グラインドボーンのオペラ空間を建築的且つ劇場的核心部まで徹底的に描き出します。そして、空間的広がりをもつ別のよりミニマルなドラマや、オペラハウス内部を光と影の記念碑的な抱擁へと徐々に変容させていきます。
リケットは、グラインドボーンの舞台と楽屋、そしてオーディトリウム空間を、真実と知、二つの劇場的隠喩の間に存在する緊張や矛盾を表面化させ、今まで気付かれなかった新事実によって編まれた劇へと変貌します。時折、映像は真実の厳粛なイメージを幾何学として提示しながら、無表情に形式化されます。またある時には、それはグラインドボーンオペラハウスの機能的なモダニスト空間をバロック様式のファンタジーや幻想的空間へと導きます。
*オーディトリウムは映像:ソフィー・リケット、音楽:エド・ヒューズによって制作されています。
また、新作Untitled (Nature Study)は、人間自然に遭遇する瞬間に対するリケットの持続的なテーマを展開させる、現在進行中のプロジェクトです。作品は、英国グロスタシャーのメンフクロウの聖域を出発点とし、最初のインスピレーションとして、自然と繋がりたいという人間の崇高の感覚を経験したいという願望を追求している。風景と写真に関係して、リケットは引き起こされたイメージ、そして「自然界」でカメラを用いる身体的実経験という両義的な意味で、媒介者としての写真の本質的役割に焦点を当てています。
*この作品は、英国のデ・ラ・ウォー・パビリオン、テート・ブリテン美術館、フォトギャラリー・カーディフ、及びイタリアのシヴィカ・ディ・モデルナ・ギャラリー、アルベルト・ペオラ現代美術館(トリノ)で発表されました。
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