山本桂輔 「起立」

小山登美夫ギャラリー

poster for 山本桂輔 「起立」

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山本桂輔はペインティングとドローイング、また木彫作品を制作しています。作品では、木や草花、キノコ、小さな妖精のような人影などが、有機的な曲線に巻き取られながら、ひとつのフォルムとしてつながっていきます。平面作品は不思議なバランスで矩形に区切られ、それぞれの色面は、それ自体で花や昆虫などに見えたり、或は背景の空に見えたり、大きな森の中に隠れている小さな動物を探すように、私たちの視線は画面の中を自由に動き回ります。彫刻作品もまた、それ自体が森、あるいは建築物の一部であるかのような、イメージの広がりを持っています。身近なモチーフを具体的に取り上げていた初期と比べ、昨今の作品は全ての対象が溶け合ってしまったかのような、より複雑な構図を持っています。「絵を描くことは、底のない世界をさまようこと。それを見てしまったから、絵画からもう抜け出ることはできない」という作家の言葉どおり、彼の作品で重要なのは描かれる対象ではなく、目に見えないものまで含めた、不確かな世界の断片であるようです。

本展では、高さ約5メートルの木彫作品を中心に、新作ペインティングも展示いたします。人物の顔や植物、奇妙な装飾パターンなどが30パーツ近く組み合わさってできる巨大彫刻は、不思議な宮殿のような迫力で見るものを圧倒します。展覧会タイトルである『起立』について、作家は以下のように述べています。「僕の制作において、起き立ち上がらせる感覚はとても大事なものです。色々なものが絡み、影響しあい、崩れながらも組み立てていく中で、なんとか何かを起き上がらせて行こうとするわけですが、そこには必ず抵抗というか圧力のようなものがあり、本質的な内容が詰まっていればいるほど、容易くは立ち上がらす事はできません。立ち上がるという事は容易くなく、いかに人にとって大事なものであるかを改めて感じています。」

メディア

スケジュール

2009年03月07日 ~ 2009年03月28日

オープニングパーティー 2009年03月07日18:00 から 20:00 まで

アーティスト

山本桂輔

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