石元泰博 「色とかたち」

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石元泰博氏は日本を代表する写真家であり、世界的に著名な写真家です。石元氏が半世紀を越えてこれまでに撮影してきた作品は多岐にわたりますが、なかでも、カラーの多重露光のシリーズはライフワークとして、半世紀にわたり毎年冬になると制作されてきました。これらの作品の一部は写真集「めぐりあう色とかたち」として昨年発刊され、カラーの多重露光の作品を初めて目にした方も多いことと思います。

カラーの多重露光の作品は、ロールフィルムを入れた6x6のカメラで葉を落とした樹木や建造物のシルエットを撮影し、そこに色を重ね合わせて作られています。1973年から竹中工務店の季刊PR誌『approach』の表紙を飾ってきました。いくつかのポジからプリント上に合成した画像ではなく、フィルムのひとつのコマに何度か露光することで、作者も思いも寄らない色とかたちが浮かび上がってきます。「暗室で操作して作り出すのとは違い、多分に偶然が作用するが、そこが写真の面白さだと思っている。」と氏は語ります。あくまでも写真にこだわりながらも、出来上がった作品は写真の世界を超えて、モダンアートの極みとなっています。天からの贈り物のような色鮮やかな、まばゆいばかりの色とかたち。偶然ともいえる出会いが、石元氏の遊び心をも反映しています。これらの作品は、「調和のとれた美」の作品を世に生み出してきた石元氏の、他に類を見ないきわめてユニークな作品といえるでしょう。

今回の展示は、高知県立美術館のご協力を得て、氏のライフワークであるカラーの多重露光の作品から50余点を展示いたします。石元氏の「美の世界」を感じることのできる展覧会です。

メディア

スケジュール

2009年06月16日 ~ 2009年06月30日

アーティスト

石元泰博

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