山本正道 展

箱根彫刻の森美術館

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このイベントは終了しました。

母子像や風景彫刻で知られる彫刻家・山本正道(1941〜)の展覧会を開催します。

山本は1961年に東京で開催された「イタリア現代彫刻展」の会場でペリクレ・ファッツィーニの作品に出会い、深い感銘を受けたのを機に、東京藝術大学美術学部彫刻科に入学します。卒業後の1968年イタリア政府給費留学生としてローマに渡り、多くの日本人留学生と共にファッツィーニの教室で制作に励むことになります。3年間にわたるイタリア滞在中、タルキニアの古墳などを通じてエトルリア美術に触発され、その純粋な美と自身の体験から生まれた自然への思いを融合した風景彫刻という独特の作風を築き上げました。作品主題の多くを遺跡や廃墟に求めるのは、戦後間もない子供時代に廃墟を思わせるような戦争の爪痕が多く残る南房総の海岸を遊び場として育ったことに因るところが大きいと語っています。また、陶芸家であった父の作品に囲まれていたことで、土への興味が膨らんでいきました。1978年からの2年間はフルブライト芸術部門交換研究員として渡米し、ニューメキシコの先住民族であるアメリカインディアンの遺跡(プエブロ)を訪れました。イタリアとは全く違う荒漠とした厳しい自然から多くの構想を得て新たな作風に取り組んでいます。

本展は、山本の風景彫刻の原点といえるローマ留学中に制作された《紙芝居》(1969年)をはじめ、大理石の魅力を十分に引き出した清楚感溢れる近作《風と少女 '08》(2008年)など、作家が厳選した彫刻30点と素描35点で構成され、40年以上にわたる制作活動の全容に迫ります。

[画像: 山本正道「風と少女’08」]

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スケジュール

2009年05月16日 ~ 2009年07月12日

アーティスト

山本正道

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