永瀬武志 「real」

Bunkamura ザ・ミュージアム

poster for 永瀬武志 「real」

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永瀬武志の描く作品は、生命の持つ静と動のそれぞれがとても近しく表現されています。クリアな色彩とエアブラシを使用する繊細な描写により生まれる写真的絵画は、柔らかく強い存在感を放ちます。

それは写真にみる切り取られた過去の記憶やワンシーンではなく、まるで今、命を得たかのような生き生きとしたモチーフたちが、ただそこに在るのです。女性の顔を通常の10倍以上もの大きさに描いた作品は、そのパーツ一つ一つに焦点を絞ると、それが顔の一部であることを忘れ、そうしたモノの集合体である人間の神秘さを、気づかせてくれます。思わず触れてみたくなる頬や髪は、生のぬくもりさえも伝え、戸惑う感覚に陥るかもしれません。

凛と立つ木々や静まり返った夜の風景、今にも開こうとする、ふくらんだつぼみ。風景や静物を描く作品の中には、永瀬の見た日常に潜む瞬間の美が、静かにたたずんでいます。曖昧なラインも滲む色彩も、優しい包容力と共に鮮やかな印象を残し、鑑賞者の記憶や感覚を呼び起こします。それは、誰もが持つ、懐かしくどこかナイーブな心の琴線を震わせるように。

若手アーティストの発信・育成を目指すグループ展Bunkamura Art Show 2007への参加以来、活躍の場を広げる永瀬武志。Bunkamura Galleryでは初となる本個展では、人物・花・風景の3シリーズで構成し、待望の新作を中心に20余点を展覧販売します。

[画像:「花雫」60.6×60.6cm、アクリル、キャンバス]

メディア

スケジュール

2009年06月20日 ~ 2009年06月29日

アーティスト

永瀬武志

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