「早稲田×映画×家族のゆくえ」上映+シンポジウム

終了しました

「誰も知らない」の是枝裕和監督、「泥の河」の小栗康平監督など映画界に希有な才能を送り出してきた早稲田大学。現在、学内で映画制作に励んでいる学生の作品を中心に、今後の映画界を担うであろう新たな若手映画作家を紹介する上映会を開催します。

今回のテーマは「家族のゆくえ」。学生の描く映画は身近な世界しか描写しなくなったという批判が彼らにはつきまといます。しかし家族というコミュニティの最小単位である基盤が、もろくなってきている現代日本社会の実情もあり、一概にこういった若手作家の潮流を批判してよいのだろうかという疑問が尽きません。

なぜ学生映画は「家族」を描かざるを得ないのか？その本質を追求すべく「家族」をテーマに制作に励む（んできた）映画監督による作品を一挙上映致します。全作品に共通しているのは、現代日本における家族やコミュニティを取り巻く問題に鋭く切り込んでいるだけではなく、想像力に富んだ豊かな余韻を描くのに成功しているという点。

会場: 早稲田大学国際会議場第2会議室
対象: 学生、大学教員、一般の皆様
入場料: 無料（全席自由席／先着順の入場となります）
※予約不要

[プログラム]
15:30 開場
16:00 プログラムA
「むすびプロジェクト」(18分/2005年）企画：大和川
「光の庭の子どもたち」（40分/2008年）監督：大木裕之
「三河島じゃんけんぽん」(9分/2005年) 監督：朴美和
※第2回鎌倉映像フェスティバル最優秀作品
「幸せの記憶」（10分/2005年）監督：後藤天
※2005年イメージフォーラム卒制展最優秀作品

休憩（10分）

17:30 プログラムB
「風招き」（10分/2007年）監督：嶺隼樹
「長い廊下」（10分/2007年）監督：嶺隼樹
※第20回早稲田映画まつり内田けんじ賞
「卒業」（59分/2009年）監督：太田信吾

19:10 シンポジウム
『家族のゆくえ』
パネリスト：学生映画監督数名を予定
20:00 終了予定　　　　　　　　　　

スケジュール

2009年4月12日(日)