「MOMASコレクション 第4期」展

アーカススタジオ

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常設展

「都市と自然—近代から現代へ」
自然に向かうモネの素晴らしい眼、エラニーに生きる人々へのピサロの共感、パスキンが描く故郷喪失者の哀歓を漂わせる街の女たち、佐伯祐三が描き続けたパリの広告塔や石壁…。近代の美術は、都市と自然を往還する旅へと私たちを誘ってくれます。20世紀後半には、加速する都市化や高度情報社会の出現とともに、希薄化し非人称化され浮遊する影のようなイメージが登場してきます。かつての田園生活への郷愁を超えて、内なる自然や夢の世界の探求など、現代の美術家たちのさまざまな試みとあわせてお楽しみください。

「現代絵画の一断面−余韻と残響」
那須弘一(1947−2003)と正木隆(1971−2004)は、ともに現代美術の分野で活躍した埼玉にゆかりのある美術家です。当館では昨年度2人の作品をご寄贈いただきました。さいたま市(旧与野市)出身でドイツに渡り、日独で活躍した那須弘一の幾何学的な構図の絵画、狭山にアトリエを構え、活躍が期待されながらも若くして亡くなった正木隆の濃紺と白による静謐な絵画。今回の展示ではさらに、淡い色彩と絵具のにじみによって独特の浮遊感が漂う丸山直文(1964−)の絵画(寄託作品)などを交えて、「余韻と残響」をテーマに現代絵画の一断面をご紹介します。

「リサーチ・プログラム:南画の近代−自由な表現を求めて」
中国を起源とし、江戸時代に興隆した「南画」。明治中期には一度衰退しますが、大正時代、再び南画ブームが起こります。当時の画家たちは、写実に捉われず精神性を重んじる南画と、ゴッホやゴーギャンなどポスト印象派の西洋絵画に共通点があると考えたのです。今回の展示では、南画が近代以降いかに展開したのかに焦点を当て、他館からの特別出品も交えて、次世代に大きな影響を与えた富岡鉄斎から、速水御舟・小野竹喬ら日本画家、洋画と日本画の両方を手掛けた萬鉄五郎、南画の要素を洋画に取り入れた梅原龍三郎まで、それぞれの画家が南画を通して追求した表現を探ります。
(※会期中一部展示替えがあります。)

「戦時下の子どもの暮らし—渡邉武夫の絵暦から」
埼玉ゆかりの画家・渡邉武夫(1916−2003)は、油彩画の制作と並行して、雑誌や教科書の挿絵を手掛けていました。今回の展示では、昨年度ご寄贈いただいた戦前・戦中期の子ども向け絵暦原画23点をまとめてご紹介します。スキー・スケートや花見など季節が感じられるものから、軍楽隊など時代が反映されたものまで、水彩で瑞々しく描かれた原画をお楽しみください。

[画像: カミーユ・ピサロ 「エラニーの牛を追う娘」(1884)]

メディア

スケジュール

常設展
2010年01月30日 ~ 2010年04月18日

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