終了した展覧会・イベントです

山本直彰 「帰還」

コバヤシ画廊
終了しました

アーティスト

山本直彰
「日本画」「日本画材」にこだわりながら、従来の日本画界のありように疑問を持ち模索していた山本直彰の転機は1992年。文化庁の海外研修員として訪れた民主化に揺らぐ政情不安定なプラハでのことでした。路上にに打ち捨てられた本物の「ドア」を支持体とする物質感溢れる「DOORシリーズ」は「日本画」を突き抜けた新たな表現世界でした。

その後、深い黒を切り裂き滑空/落下するイカロスを描いたストレートな作品へと主題は移りかわり、近年は、床板に広げた和紙に、膠に溶かした煤と顔料を浸して描いていく手法を用いています。床や紙の凹凸の中で偶然に得られる夥しい斑や筋、描画された線、箔などの多彩な表情が、画面の中で緊張感のあるバランスをとっています。

本展覧会は昨年の平塚市美術館に続き。新境地を開く新作「帰還」をテーマに、発表いたします。
新作の大作3-4点と小品を画廊内に展示予定です。

[画像:山本直彰「帰還 Ⅶ――我々は何処へ行くのか」(2010)薄美濃紙,アートレンジ,岩絵具,墨,箔
291.0×737.6cm]

スケジュール

2010年6月21日(月)〜2010年7月3日(土)

開館情報

時間
11:3019:00
休館日
日曜日
入場料無料
会場コバヤシ画廊
http://www.gallerykobayashi.jp/
住所〒104-0061 東京都中央区銀座3-8-12 ヤマトビル B1F
アクセス東京メトロ丸ノ内線・日比谷線・銀座線銀座駅A13出口より徒歩2分
電話番号03-3561-0515
関連画像

各画像をタップすると拡大表示します