ニコンプラザ東京恋人と愛し合っていると、一つになってしまいたいという衝動に駆られるときがある。それはもしかすると自分だけでなく、他の人たちやその他の動物も持っている本能で、つまり男と女というのはそれぞれ一人だと不完全なもので、“対”になることによって完全体となり、そこを目指すという意識がすべての行動原理になっているのではないだろうか。だから恋人達は手を握り合い、体を重ねるのだ。そのお互いを求め合っている様子は、どれだけお互いの体を密着させるかで、愛の深さを表しているようだ。作者のカメラの前にいるカップル達は、皆熱愛中である。しかし、彼らのその後の運命は様々だ。結婚するカップル、別れるカップル、知り合って間もないが、これから愛を深めていこうとしているカップル。その運命を知るものは Nobody knows なのだ。そんなカップル達を撮影する最良の方法は、彼らの愛が新鮮なうちに真空パックして撮影することである。圧縮して一つにトランスフォームして完全体となった二人は、よりいっそう絆を強めていき、愛の深さを表現するのである。カラー16点。
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