「石子順造的世界 美術発・マンガ経由・キッチュ行」展

府中市美術館

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美術評論を主軸としながら「表現」と呼ばれる領域を生活者のレベルから具体的に捉えようと試み、いわゆる「美術」を超えてマンガや演劇、芸能、果ては誰も気にとめない「ガラクタ」の類にまで論の対象を広げた評論家、石子順造(1928年~1977年)。

美術館としては例外的にひとりの評論家を取り上げ、きわめて多岐にわたるその視点を紹介するとともに、石子の眼を通じて1960年代から1970年代にかけての、ひいては日本の文化を眺め、見直します。

1. 美術 〈表現の近代〉を撃つ!
1965年、30代も後半を迎えた石子順造は美術評論家として実質的にデビュー。猛スピードで同時代の美術論に邁進します。展示冒頭では、石子が論じた作家たちを紹介し、石子が企画に関わった「トリックス・アンド・ヴィジョン展」(1968年)を最新の調査をもとに一部再現します。

2. マンガ 「青い目」を開く作家たち
石子のデビュー期はマンガブームが起こった時代と重なります。生活に密着した表現を求めてマンガを論じ、そこに批評眼(「青い目」)を見て取った石子。特に劇画や『ガロ』誌に寄稿した作家に注目しました。伝説の作品、つげ義春「ねじ式」原画全一話分を初公開。白土三平、水木しげる、林静一など数々の漫画家たちを紹介します。

3. キッチュ 匿名表現のかなたへ
石子の本領発揮となる活動期後半を集約するのがキッチュ論です。「まがいもの」「通俗物」などと訳される「キッチュ」は定義の難しい用語ですが、石子は造花や銭湯の背景画といった幅広い民衆の表現をこの用語でひとくくりにして論じ、「近代」が切り落としてきた表現から「現代」を照射しようと試みます。まがまがしくもにぎやかな展示にご期待ください。

【特別上映・岡部道男監督作品一挙公開】
嗚呼幻想のアングラ映画。「貴夜夢富(キャンプ)」には石子順造が出演!
■1月15日(日曜日)
「クレージー・ラブ」(1968)
■1月22日(日曜日)
「天地創造説」(1967)
「貴夜夢富(キャンプ)」(1971)
「少年嗜好」(1973)
■1月29日(日曜日)
「歳時記」(1973)
「回想録」(1980)
いずれも午後2時から3時半まで。講座室、無料、予約不要。
*18歳未満のご入場はご遠慮ください。

【トークイベント】
■12月23日(金曜日・祝日)「21世紀だョ!石子順造」
松井茂(詩人)、粟田大輔(美術批評)、成相肇(府中市美術館学芸員)
■1月14日(土曜日)「石子順造は、キッチュ列車に乗って!」
谷川晃一(画家)、上野昴志(評論家)
■1月21日(土曜日)「アートの消えるところ」
中沢新一(人類学者)、椹木野衣(美術批評家)
■2月19日(日曜日)「はぐれ評論家順造派」
成相肇(府中市美術館学芸員)
いずれも午後2時より、講座室、無料、予約不要。

[画像: 「石子順造」(1970) 撮影:堀川紀夫 ]

メディア

スケジュール

2011年12月10日 ~ 2012年02月26日
年末年始休館:12月29日(木)~1月3日(火)、1月10日(火)は休館(但し1月9日(月)は開館)

アーティスト

石子順造

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Reviews

voidchicken: (2011-12-27)

http://voidchicke.exblog.jp/17469011/
You should see Yoshiharu Tsuge's manga!

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