平川典俊 「相対を越えて」

ワコウ・ワークス・オブ・アート

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平川典俊はこれまで、20年以上にわたり世界各地を訪れて徹底的なフィールドワークをおこないながら制作活動に取り組み、300を超える展覧会で作品を発表してきました。彼の作品は、写真やビデオ、サウンド、テキスト、パフォーマンス、映像等さまざまな媒体をもちいており、身体性やジェンダー、メディア、宗教、現代美術そのものなど、一見、きわめて広範囲かつ挑戦的なテーマを扱っているようでありながらも、その根本には一貫して社会システムと個人、そして個人と自由意志についての真摯な問いかけと提言が存在しています。

東日本大震災以降、社会とアートの関係について人々の認識に変化が生じ、アートに何が出来るのか、といった言説が活発化しています。平川が2007年に制作、発表した浜岡原発をめぐる写真作品がにわかに注目を集めているのもその一端といえます。いま、人は社会にどう問いかけ、どう前進していくべきなのか? 人間の自我、社会システム、自由意志、そしてアートとは何なのか? 鑑賞者に絶えず問いかけ、認識の変革を迫る平川典俊が今回、日本の現状を踏まえた新作写真とインスタレーションを発表するとともに、1997年にアメリカのアートフォーラム・マガジンの広告を用いて制作した、人心をテーマにした作品も再展示します。この展覧会で平川は、これまで人間が自身の存在を明確にするためによりどころとしてきた二項対立や二元論、相反するものや他者との関係性をこえて、人間存在の本質である絶対的リアリティを取り戻すことの必要性を訴えます。

[画像: 平川典俊 「New York, New York」(2011) ゼラチンシルバープリント 23 x 34 cm, edition of 5]

メディア

スケジュール

2011年07月23日 ~ 2011年08月27日
開場時間: 11:00〜18:00

アーティストレセプション 2011年07月23日18:00 から 20:00 まで

アーティスト

平川典俊

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