「Man’s Best Friend」というシリーズでロスは、産業用のアクリルを使い小型犬の頭蓋骨を彫り、磨き上げ、天然の鉱石のように滑らかで無機質なオブジェを作り上げます。人間の良き友達であるように改良を重ねられ、野生での生活から乖離させられた種族は現代社会の所産であり、ロスはその概念に新しい工芸品としての形を与えました。
今展では「Man’s Best Friend」に加えて、猟銃の製造技法を活かして家畜の骨を再現した木彫作品、生理用品を支持体に生態、繁殖、女性の役割を反映する虚飾のないメッセージが刺繍されたフォークアートのような作品など、ロスの代表的な作品が揃います。圧巻はアンディー・ディアス・ホープ(Andy Diaz Hope)と現代の「進化論」をテーマに共同制作されたタペストリーの大作です。日本で初めてとなるローレル・ロスの個展をどうぞご期待下さい。
まだコメントはありません