パネルディスカッション「旅する版画：イヌイットの版画のはじまりと日本」

終了しました

カナダ大使館は、2011年1月21日（金）から3月15日（火）まで高円宮記念ギャラリーにて開催される展覧会、「旅する版画：イヌイットの版画のはじまりと日本」（カナダ文明博物館制作の巡回展）、関連企画としてパネルディスカッションを実施いたします。

本展覧会は、50年以上前に誕生したイヌイットの版画と、一般にはほとんど知られていない、その日本とのつながりに光を当てたものです。1959年、世界的な版画の名匠である平塚運一のもとで伝統的な日本の版画を学んだカナダ人アーティストのジェームズ・ヒューストンが、カナダの北極地方にある小さなコミュニティー、ケープドーセットの人々に、古くから伝わる日本の版画を紹介しました。ヒューストンは、ケープドーセットの駆け出しの版画家たちに日本で得た知識を伝え、持ち帰った版画を見せたのです。こうして始まったイヌイットの版画は、その後大きく発展しました。

本展覧会では、カナダと日本の版画作品を展示し、創造、文化の共有そして翻案についての稀有な物語を感じ取っていただくことができます。

本展覧会に関わった専門家が参加するパネルディスカッションでは、展覧会や作品に関する解説や意見交換がおこなわれます。

大変興味深く、示唆に富んだ議論が期待できるこの催しに、ぜひご参加ください。

スケジュール

2011年1月22日(土)