東京画廊+BTAPアーティスト
大西宏志、近藤高弘、 スティーブン・ギル
この度、東京画廊+BTAPでは、大西宏志、近藤髙弘、スティーヴン・ギルによる三人展『モノケイロケモノ』を開催いたします。
本展は2006年に発足した「モノ学・感覚価値研究会」がきっかけとなって企画がスタートしました。京都大学こころの未来研究センター教授、鎌田東二が代表を務める同研究会は、日本の風土によって育まれた「もの」の感覚価値を、あらゆる角度から検証し考察することを目的としています。本展に参加する近藤と大西は、アーチストの立場からこの研究会に参加し、2008年にはモノ学と表現実践を結びつける場としてアート分科会を立ち上げました。
東京画廊+BTAPディレクターの山本豊津は、2009年2月に京都で行われた第一回アート分科会の研究会で、「モノ派とモノ感覚価値」と題した講演を行いました。アート分科会はその後も継続して行われ、2010年の1月には京都大学総合博物館で実験展『物からモノへ』が行われました。スティーヴン・ギルは、この時の招待作家です。そして11月には続編として、社団法人京都家庭女学院・虚白院(きょうとかていじょがくいん・きょはくいん)で『物気色(モノケイロ)-物からモノへ』展が実施されました。アート分科会から生まれた物気色のコンセプトは、二つの実験展を貫く心棒となっています。
ポスト近代において、新しい表現を探るこのコンセプトは、アーティストたちに勇気を与えるものでした。情報が氾濫し、国、社会、個人の輪郭を確定することが難しい現在、プレ近代、近代そしてポスト近代が、三人のアーティストを通して表れることを期待して、第三回目の「モノケイロケモノ」展をこの度企画いたします。
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