BLD Gallery細江英公は1931年生まれ。17歳の時に富士フィルム主催の「富士フォトコンテスト学生の部」で最高賞を受賞し、写真家を志します。52年東京写真短期大学(現東京工芸大学)入学後は、既存の美術制度のあり方を否定したデモクラート美術家協会を主催する瑛九と交流を深めるなどしながら、独自の芸術観を確立。大学卒業後はフリーの写真家として活動し、56年には早くも初の個展「東京のアメリカ娘」を開催します。59年には川田喜久治、佐藤明、丹野章、東松照明、奈良原一高らとともに写真家のセルフ・エージェンシー“VIVO”を立ち上げ、「リアリズム写真運動」が主流な時代に、より私的で芸術的な表現活動を展開し日本の写真界を牽引。60年には、個展「おとこと女」により日本写真批評家協会新人賞を受賞。その後も三島由紀夫を被写体として耽美的な世界を表現した《薔薇刑》や、秋田の農村を舞台に舞踊家の土方巽をモデルに撮影した《鎌鼬》など、数々の名作を残しています。また作家活動のかたわら、写真学校で教鞭をとり、海外でワークショップを開催するなど写真文化の普及・発展にも寄与し、70年芸術選奨文部大臣賞受賞、98年紫綬褒章授受、07年旭日小授章受章、08年毎日芸術賞受賞など、数々の賞を受賞しています。
戦後日本の写真界を牽引し、新たなる挑戦を常に繰り広げてきた細江英公。時代を切り開いていった数々の名作を、是非この機会にご覧下さい。
第一期「鎌鼬」 2012年1月6日(金) - 1月29日(日)
第二期「シモン 私風景」 2月1日(水) - 26日(日)
第三期「おとこと女+抱擁+ルナ・ロッサ」 2月29日(水) - 3月18日(日)
第四期「大野一雄+ロダン」 3月21日(水) - 4月8日(日)
第五期「知人たちの肖像」 4月11日(水) - 22日(日)
第六期「薔薇刑」4月25日(水) - 5月13日(日)
【関連イベント】
トークイベント 「細江英公×ドナルド・キーン(日本文学研究者/文芸評論家)」
日時:1月22日(日) 15:00〜
料金:1000円
定員:60名
トークイベント「細江英公×四谷シモン(人形作家)×白石かずこ(詩人)」
日時 : 2月19日(日) 15:00〜
料金 : 1000円
定員 : 60名
*会期中は6期に分けて展示替えがあります。それぞれの展示内容の詳細、またトークイベントへの申し込みは、ホームページをご覧下さい。
[画像: 細江英公 「シモン 私風景 荒川放水路河川敷、四ツ木付近」(1971) ©Eikoh Hosoe]
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