篠崎裕美子 「I am hungry」

LIXIL ギャラリー1 & 2

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篠崎裕美子の作品は、エネルギッシュで有機的なフォルムに、明るく華やかな色彩、様々な技法を駆使して端正な装飾を重ねた陶のオブジェです。2010年には、大小の球の集合体の上に、泥しょうで緻密に描いたレースのような模様や、虹色に光る幾何学紋様を絡めるように重ねた作品を国立近代美術館工芸館「装飾の力」展に出品し、注目を集めました。煌びやかな極彩色や渦巻くパターンは、サイケやアジアの民族柄、ヒッピー文化など篠崎自身の好きなものから影響を受けています。また、大らかな造形や日本の縮緬を思わせる端整な文様は、豊かな自然に囲まれた環境や着物好きだった祖母から受け継いだ感覚だといいます。

2011年の大学院修了展で、2m30cmの大きな作品「I am hungry」を鉄の櫓で宙に浮かせ、今までとは違うダイナミックな土の表情を見せました。制作では自分自身が気持ちよく感じる動作を重視し、生の土にカンタル線を尖らせて何百本も刺したり、釉薬のひび割れやパリパリした触感、鳥肌状のつぶつぶ、壁に叩きつけられてだらりと垂れたような土など、欲求のおもむくままに生み出された表情が、人間の欲望そのものの大きさ、多彩さを思わせて圧倒的です。

篠崎裕美子は大阪芸術大学で陶芸を始め、オブジェをつくる楽しさのなか葛藤や実験を繰り返しつつ新しい表現を生み出してきました。パティシエを目指したというほど好きなお菓子づくりの感覚や、好きな音楽、光、色、心の中の欲求などを取り込んで湧き出てくる表現は、若々しい力強さが溢れています。今展では、新作を発表する予定です。

[画像: 篠崎裕美子 「I am hungry」(2011) H2300 × W900 × D900mm ]

メディア

スケジュール

2012年01月10日 ~ 2012年02月03日

アーティストレセプション 2012年01月10日18:30 から 19:00 まで
アーティスト・トーク

アーティスト

篠崎裕美子

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