加藤翼 「深川、フューチャー、ヒューマニティ」

SNAC / 無人島プロダクション

poster for 加藤翼 「深川、フューチャー、ヒューマニティ」

このイベントは終了しました。

自身の制作の動機と表現行為において、「当事者と当事者でない間の距離をどう埋めるか?」という大きな命題を掲げる加藤翼。彼のプロジェクトは、これまで「引き倒し」と説明されてきました。しかし東日本大震災以後、あらためて「引き興し」と自らのプロジェクトに名前をつけ、これまで構造物を(ただ)正面から引っぱり倒してきたものを、他方向から力のバランスをとり、ゆっくりと構造物を引き起こすことに変化させたことで、目の前で大きな構造物が倒れた時の一瞬の共有感ではなく、引き興す際にゆっくりと立ち上がっていく時間の共有体験を生み出しました。そこには「人間性の再起」をテーマに「みんなで力を合わせる」という目的に立ち向かい続けてきた加藤の「今こそ一つになり、日本を押し上げたい」という強い意志が込められています。

本展「深川、フューチャー、ヒューマニティ」では、無人島プロダクションスペースのほぼ1/1サイズ(約5.8m×6.7m×2.7m)の構造物を制作し、会場内に設置します。スペースの中にスペースが入る、入れ子状態の展示です。その構造物にはいくつか穴があけられ、そこからはこれまで加藤が行ってきたプロジェクトの映像がみられるしかけになります。またその「木製スペース」はいったん木場公園に移動し、8/7に「引き興しイベント」を開催します(下記「引き興しイベント概要」参照)。構造物からのびるロープを三好、深川界隈の人々、さらには道行く人々や木場まで足を運んだ人々を巻き込み、構造物をゆっくり引き興します。また、イベント後には無人島プロダクションにドキュメントを展示し、その場で起きた光景を追体験していただけます。

今もなお被災地に足を運び続ける加藤は、東日本大震災以前よりも増して「当事者と当事者以外」ということを意識するようになったと言います。プロジェクトに内在するプライベートとパブリックの関係性や、両者の垣根が超えられる瞬間を巧みに作り出し、一人では不可能なことを他者との協働で可能にするコミュニケーションの有り様を模索する加藤の作品世界をご覧ください。

展覧会関連企画 引き興しイベント「F.F.H.」
8月7日(日)13:30-
会場: 木場公園(イベント広場)
参加費無料、直接会場へお越し下さい。
雨天決行(強風の場合は中止)

メディア

スケジュール

2011年07月23日 ~ 2011年08月27日
8月6日(土)、7日(日)は休み

アーティスト

加藤翼

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