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「アール・ブリュット・ジャポネ」展
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「アール・ブリュット・ジャポネ」展
埼玉県立近代美術館
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本展は、2010年春から2011年初頭までパリのアル・サン・ピエール美術館で開催された展覧会「アール・ブリュット・ジャポネ」の凱旋展です。総勢63人からなる日本の作家による作品がモンマルトルの丘の麓にある同館で公開されると、その力強い表現 はパリ市民のあいだで話題となりました。
「アール・ブリュット」は、フランスの芸術家ジャン・デュビュッフェによってさまざまな文化的な違いを超えた純粋な創造を示す概念として提唱されました。現在、この言葉の外延はさらに広がり、従来的なファイン・アートの評価や流通のシステムには収まりきらない、優れた造形作品や創造性を包括するような枠組みとなっています。「アール・ブリュット」という考え方は、障害をもつひとびとによって制作された優れた造形作品の理解に役立つため、美術関係者、福祉関係者らから高い注目を集めてさまざまな取り組みが広がりつつあります。また、その造形的な大胆さや面白みは一般の美術ファンをも魅了し始めています。
フランス・パリでの会場となったアル・サン・ピエール美術館は、正規の美術教育を受けないひとびとによる造形活動であるアウトサイダー・アートなどの紹介で定評があります。同館の監修のもと、日本での作品選定に関して障害者アートの調査・紹介を推進するボーダレス・アートミュージアムNO-MA(滋賀県社会福祉事業団)が協力しています。
「アール・ブリュット」揺籃の地で注目を集めたこの展覧会は、個々の作品の優れた表現を味わう場となるとともに、「創ること」、「生きること」の原点、そしてそのよろこびを再発見する機会となります。
出品点数: 日本各地の作家からの借用作品約600点以上を展示予定
関連事業として、映画上映会とアール・ブリュットに造詣の深いキュレーターによる座談会を予定しています。詳細はチラシをご覧ください。
[画像: 齋藤裕一「ドラえもん」(2003-06) 紙にボールペン]
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スケジュール
2011年4月9日(土)〜2011年5月15日(日)
開館情報
時間
10:00 〜 17:30
休館日
月曜日
月曜日が祝日・県民の日の場合は月曜日開館
年末年始・メンテナンス日は休館
入場料
一般 1000円、大高生800円、中学生以下と65歳以上、障害者手帳をお持ちの方(付き添いの方1名を含む)は無料
会場
埼玉県立近代美術館
https://pref.spec.ed.jp/momas/
住所
〒330-0061 埼玉県さいたま市浦和区常盤9-30-1
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アクセス
JR京浜東北線北浦和駅西口より徒歩3分
電話番号
048-824-0111
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