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「石川紫草色世界」 展

ノイエス朝日
終了しました

アーティスト

杉美和子、半田朋子、石川貴啓
2010年は奈良、平城遷都1300年の記念すべき年でした。603年に聖徳太子は紫色を頂点とした「冠位十二階の律令制度」を作り上げ、優雅、高貴、神秘、永久性を象徴する色彩として珍重されました。

この紫草色の原料である「紫草」は、万葉集では「紫之根延横野之春野庭君乎懸管鶯名雲」(中之巻、春雑歌之中)と記されています。

これは、群馬県妙義山麓の横野を歌ったものといわれ、私たち日本人の色彩や美意識の象徴ともいうべきものです。江戸期には武蔵野でも点在し、自生したり、また栽培され江戸紫色の原料となっていましたが、環境変化と化学染料の台頭とともにその姿を消し、現在では絶滅危惧種として幻の植物となっています。

石川貴啓は、三十年の苦闘の末、独力でこの「紫草」の栽培と色の復元を成し遂げ、未踏分野の領域を確立しました。これは日本初の快挙といえます。今、千年の時空をこえ、未来へ飛翔する「紫草色」を用いて、新たな創作に挑戦いたしました。このたび東日本大震災でお亡くなりになられた方への鎮魂の誠を込めて紫草色を鎮魂色とさせて頂きます。

スケジュール

2011年7月23日(土)〜2011年7月31日(日)

開館情報

時間
10:0017:30
備考
開場時間: 11:00〜17:30
入場料無料
展覧会URLhttp://www.neues-asahi.jp/archives/648
会場ノイエス朝日
http://www.neues-asahi.jp/
住所〒371-0846 群馬県前橋市元総社町67
アクセス JR上越線新前橋駅から徒歩15分
電話番号027-255-3434
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