ジェームズ・ウェリング 「ワイエス」

ワコウ・ワークス・オブ・アート

poster for ジェームズ・ウェリング 「ワイエス」

このイベントは終了しました。

3年ぶり7度目の個展となる今回は、アメリカン・リアリズムの画家アンドリュー・ワイエスの作品をテーマにした新シリーズ「Wyeth」を発表します。

独学で写真を学んだウェリングが最も影響を受けた作家は、写真と見間違うほど写実的でありながらも深い精神性をはらんだ絵画を描く、アンドリュー・ワイエスでした。自らの作品へのワイエスの影響を再認識したウェリングは、ワイエスが描いた場所を訪れ、写真によってその風景を再現しました。

「ワイエスが描いた場所を訪れると、不思議な現象が起こる。ワイエスは風景の一部を消したり、配置を変えたりしているので、目の前には絵画の断片が散らばっている。しかしそれでもなお、そこは間違いなく、ワイエスの絵画に描かれた風景なのだ。ジョン・シャーコフスキー(NY近代美術館(MoMA)3代目ディレクター。写真をアートとして位置づけた)は、ウィリアム・エグルストンの作品についての記述の中で、エグルストンが撮影した場所そのものが作品となりえるだろうか、と問いかけ、その答えはノーである、なぜならエグルストンは、写真の中で、被写体であるその場所に錬金術的な何かを施しているからだ、と述べている。
この答えに異議を唱えるのは難しそうだ。でももし、場所そのものが作品だとしたら?
もし、私たちはただそれらの場所を摺り写しているだけなのだとしたら?」 
(2011 textより抜粋)

ウェリングはこれまで、風景や建築、静物など日常的断片を撮影しながら、「時間」や「記憶」という、写真の本質に関わる要素についての探求をおこなってきました。今回の新シリーズにおいても、被写体のなにかを追求するのではなく、その被写体を写すことによって写真という媒体にどのような意味を与えるかを問い、写真が本来備えている多義性を引き出しています。

[画像: James Welling "End of Olsons" (2010) © James Welling / Courtesy of Wako Works of Art, Tokyo]

メディア

スケジュール

2012年01月20日 ~ 2012年03月10日

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Reviews

sightsong: (2012-02-05)

井戸の水はキンキンに冷えた硬水のようであり、もし似たように「硬気」という言葉があるのだとすれば、感じられるアウラはそれである。
http://pub.ne.jp/Sightsong/?entry_id=4145085

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