曽谷朝絵 「Float」

西村画廊

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西村画廊では、3月29日(火)より4月30日(土)まで、曽谷朝絵の約3年半ぶりの個展となる “Float”を開催いたします。

曽谷朝絵は1974年神奈川県に生まれ、2006年に東京藝術大学大学院美術研究科油画専攻を修了しました。在学中から精力的に作品の発表を重ね、2001年に昭和シェル石油現代美術賞展でグランプリ、翌年にはVOCA展で大賞を受賞し脚光を浴びます。

その後、2007年に西村画廊で曽谷にとって最初の個展「プリズム」を開催。光によって多様な表情を見せる水の波紋や、夜の空港の人工光によって光を帯びた水滴越しに見る窓外の風景など一貫して「光」を描いてきた曽谷の作品は高い評価を得ました。昨年は、資生堂ギャラリーで個展「鳴る色」を開催。「色が奏でる音の反響」をテーマに、色とりどりに彩色され波紋のような形に切り取られた大小様々のカッティングシートを組み合わせた大規模なインスタレーションで、それまでの「光」をテーマにした作品とはまた違った新たな展開を見せ話題になりました。

今後は、「アートフェア東京2011」(東京国際フォーラム、4月1日~3日)、「曽谷朝絵展(仮)」(おぶせミュージアム・中島千波館、7月29日~9月20日)、「ニューアート展 NEXT vol.1 Sparkling Days (仮)」(横浜市民ギャラリー、9月30日~10月19日)といった活動を控えています。

曽谷の作品の特徴は、見た風景をそのまま再現するのではなく、自分の触覚や嗅覚といった身体感覚を通して見た風景を再現するところにあり、薄く何度も何度も重ねることで生まれる複雑なグラデーションによって描かれる光の世界は、見る者にその「心地よい場所」を体感させるようなインスタレーション的要素を備えています。

たとえば“Bathtub”シリーズでは、白くつるつるとしたバスタブの質感や肌に直に触れる水の感触、バスルームを満たす湯気、お湯に浸かることでぼんやりとリラックスする頭や身体、といった環境・感覚の中で見つめる光や水が描かれています。

それは、私たちが普段の生活の中でしばしば経験する身に覚えのある感覚でもあり、だから曽谷の作品は彼女の個人的な体験の再現で終わることなく、私たちにも、それぞれの日常が折に触れて見せる「心地よさ」を思い出させてくれ、あるいは私たちの惰性になりがちな生活に新しい息を吹き込んでくれます。

今回の展覧会では”Bathtub”や”Circles”シリーズ、プールなどの水中に降り注ぐ光を描いた”Slider”シリーズの新作ペインティング約10点(100号~150号)を中心に、新作ドローイング約15点を展示いたします。

作品に囲まれることで、光や水のきらめきの中を文字通り”Float”しているような、不思議な感覚を味わって頂きたいと思います。ぜひ会場にお越し頂き、曽谷朝絵の生み出す光と水の空間を体験して頂けましたら幸いです。

[画像:曽谷朝絵『Circles』(2010),油彩,180x180cm]

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スケジュール

2011年03月29日 ~ 2011年05月31日

アーティスト

曽谷朝絵

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