神奈川県民ホールギャラリー「沈黙から 塩田千春展」(2007年)、「小金沢健人 あれとこれのあいだ」(2008年)、「泉太郎 こねる」(2010年)など近年、気鋭の若手アーティストによる5室1300平米の個性的展示空間を生かしたインスタレーションを紹介している神奈川県民ホールギャラリー。今回は、「日常/場違い」(2008年)の第2弾として、「日常/ワケあり」と題し、ニューヨークで活動する若手アーティスト3名によるグループ展を開催します。
ワケありの展示室に、ワケありの作家が制作するワケありの新作。その理由わけを会場で存分に感じ取ってください。
■江口悟
日常生活のなかでわれわれの身の回りにある家具や日用品をモチーフに、ドローイングや絵画の手法をとりまぜながら立体化した作品によるインスタレーション。日常の世界をあえてズレや歪みを与えた空間に再構成することで、記憶と現実の往来、自分と他者との関係を再認識させます。
■田口一枝
県民ホールギャラリー最大の展示室に、シルバー・プラスティック・フィルムにLEDライトの光を照射することにより、光が交錯し、波動する壮大なインスタレーションを制作。人間をとりまく自然界の光や時間の流れを作家による工芸的ともいえる独自の手法を駆使し再構成します。
■播磨みどり
本やインターネットなどから収集した不特定かつ複数の断片的なイメージを繋ぎあわせ、一つの
全体像を作り出す方法で、人間、動物、日用品のオブジェを制作。これらのオブジェにプロジェクションを加えることにより空間を緊張感のあるインスタレーションとして構成。メディア、社会、日常という時間の流れと私たちの関わりを問いかけます。
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