終了した展覧会・イベントです

「日本近代洋画にみる“自然と人間”」展

群馬県立館林美術館
終了しました

アーティスト

高橋由一、浅井忠、 安井曾太郎 、坂田一男、黒田清輝、小杉放菴 、斎藤与里
平成13(2001)年10月、群馬県で2館目の県立美術館として、白鳥の飛来する多々良沼の近く、豊かに広がる田園のなかにオープンした館林美術館は、開館記念展のタイトルにも掲げた“自然と人間”をテーマとした作品収集や展覧会活動を続けてきました。

開館10周年を迎えるにあたり再度このテーマを掲げ、今回は日本近代洋画に対象を絞り込んだ展覧会を企画しました。すなわち、明治から大正・昭和初期までの作品のなかから風景画と人物画に焦点をあてた展覧会です。

幕末の日本に輸入された油絵の技法は「洋画」という新しいジャンルを生み出し、西洋のさまざまな画風の影響を受けながら、時代とともに発展してきました。高橋由一をはじめとした明治初期の草創期の洋画に始まり、浅井忠や黒田清輝らによる洋画の確立、個性の時代ともいわれる大正時代の試みを経て、日本独自の表現を模索する昭和初期へと続きます。この第二次世界大戦以前の洋画の変遷には西洋への追従が色濃く見られるものの、個々の作家の真摯な制作態度から生まれた作品には作者の心情があふれ、豊かな芸術の実りを感じる事ができるでしょう。

本展では、全国の美術館が所蔵する作品70点によって日本近代洋画の流れを追いながら、そこに現れた日本人の“自然と人間”への関心の在り方を探っていきます。

●同時開催 コレクション展示「油彩・現代美術」「近現代の彫刻II」

[画像: 高橋由一 「品川海晏寺紅葉図」 (1880) 笠間日動美術館蔵]

スケジュール

2011年9月17日(土)〜2011年11月27日(日)

開館情報

時間
9:3017:00
休館日
月曜日
月曜日が祝日の場合は月曜日開館し翌日休館
年末年始休館
入場料一般 800円、大高生 400円
会場群馬県立館林美術館
http://www.gmat.pref.gunma.jp/
住所〒374-0076 群馬県館林市日向町2003
アクセス東武伊勢崎線多々良駅より徒歩20分、多々良駅よりタクシー10分
電話番号0276-72-8188
関連画像

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