今野朋子 「夢想のいきものたち」

LIXIL ギャラリー1 & 2

poster for 今野朋子 「夢想のいきものたち」

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今野朋子の作品は、練り込み技法などで様々な色土を混ぜ合わせてつくったパーツを、花びらや花芯状に重ね、想像上の生物のようなかたちをつくるオブジェです。

ピンクやグリーンが艶かしい巨大な南洋の花や、柔らかな外殻を持つ生物が、さわさわと起毛を揺らしているような迫力で、一瞬グロテスクさも感じさせます。一方で、釉薬を用いない磁土の乾いた質感が過剰な色と造形を抑制し、奇妙なコントラストを生み出しています。

今年2011年国際陶磁器展美濃で入賞した『creature「core」』では、中にびっしりと針状のピンクの起毛を持つ、直径20センチのお椀型の周りを、グリーンとグレーを基調としたマーブル模様の様々な大きさの葉で包み込み、尾のように高く捩り上げました。高さ1.0メートルほどの大きなオブジェですが、繊細なパーツと混合する色の奥へ凝縮する見えない密度が、圧倒的です。

今野朋子は、大学ではファッションデザインを学び、卒業後1994年に夫の赴任先の香港で初めて陶芸に出会います。器をつくろうと軽い気持ちで始めた陶芸の奥深さにのめりこみ、日本で本格的に学ぶため、窯業地である常滑に家族で移住しました。

器からもっと自由にものをつくりたいとオブジェの制作に取り掛かり、技術の向上につれて小品から徐々に大きなものを生み出しています。2009年長三賞奨励賞、2010年菊池ビエンナーレ奨励賞、2011年国際陶磁器展美濃入賞、長三賞グランプリと、近年大きく活躍の場を広げています。とにかくものをつくりたくて仕方がなかったという今野の自由な創造の源は、「その時々に気になるもの。例えば内臓のような中身」で、最近では「細かく振動するように響く音」を表現したいと精力的に制作をしています。

今展では、壁から床まで使ったインスタレーションを展示予定です。受賞の続いた今年最後の個展、華やかな作品をぜひ会場でご覧ください。

[画像: 今野朋子 「creatures protect」(2011) D29×W80×H35cm]

メディア

スケジュール

2011年12月06日 ~ 2011年12月26日

オープニングパーティー 2011年12月06日18:30 から 19:00 まで

アーティスト

今野朋子

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