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スティーブン・ピピン 「写真の終焉」

GALLERY SIDE 2
終了しました

アーティスト

スティーブン・ピピン
スティーブン・ピピン(1960年 イギリス生まれ)は、80年代後半より、冷蔵庫やバスタブ、箪笥などと言った日常的なものをピンホールカメラに仕立てた作品などを発表してきました。1999年には、コインランドリーの洗濯機をピンホールカメラに作り変え、12枚の連続写真を撮った作品、「ラウンドロマット・ロコモーション」でターナー賞にノミネートされています。イメージを作り出すための手段としてのカメラではなく、カメラからイメージが生成されるプロセスそのものを主題として作り出された作品は、常に媒体としての写真を追求するものでした。その作品はテートギャラリー、ニューヨーク近代美術館、サンフランシスコ近代美術館に所蔵されています。

Gallery Side 2で4度目となる個展「写真の終焉 (End of Photography)」では、ピストルから発射された弾丸がカメラとその中のネガを打ち抜く瞬間を撮影する作品を発表します。ホワイトキューブではない、コンクリートむき出しのままの画廊スペースに、破壊されたカメラ、銃は彫刻として、痕跡としてのネガは写真として展示されます。ピピン本人による緻密なエンジニアリングが施された装置は、カメラのシャッターを押した際に、銃の引き金が引かれる様に仕組まれ、カメラが自らの手によって最後の肖像を残すこととなります。

写真というものの未来を憂う予言ともとれる今回のシリーズは、写真学、ひいては現代文化にも言及する、様々なレイヤーを喚起させるものとなります。この歴史的瞬間ともとれる衝撃的な『事件』の目撃者となるべく、是非是非、展覧会にお越し下さいませ。

スケジュール

2011年12月9日(金)〜2012年1月27日(金)

開館情報

時間
13:0018:00
休館日
月曜日、日曜日、祝日

オープニングパーティー 2011年12月9日(金) 18:00 から 20:00 まで

入場料無料
会場GALLERY SIDE 2
https://www.galleryside2.net/
住所〒106-0031 東京都港区西麻布1-8-12 Barbizon61 1F・2F
アクセス東京メトロ日比谷線・都営大江戸線六本木駅2番出口より徒歩6分、東京メトロ千代田線乃木坂駅5番出口より徒歩9分、東京メトロ日比谷線広尾駅3番出口より徒歩12分
電話番号03-6447-1422
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