南川史門 「鏡、音楽、マルチメディア」とコーヒーパーティー

ナディッフ アパート

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南川は72年東京生まれ。現在も東京で活動を続けており、ストライプや水玉などの文様と文字などが具象的な人物・静物とともに一枚の画面にうす塗りで構成される絵画作品で知られています。今回の展覧会では絵画作品とともに、それにまつわる制作過程やアイディアの元となるさまざまなものを含めて紹介いたします。

南川のスタジオには、アイディアの源泉になるようなお気に入りのものや、またはならなさそうな曖昧なものたちが常に山積しています。通常の意味づけから脱落しつつ、いつか何かに生まれ変わるかもしれないといった素ぶりで集められたポストカードや置物、ごみ袋や花束、はたまた機能しているかどうかも不明な机や椅子といった物品が、絵画とともに展示されます。南川は構成された作品に意味を求めることはしないと言います。意味を賦与することと作品を構成することを一致させようとする瞬間に、作品は自分の意図しない様相を呈するであろうし、なにより彼にとって世界の認識が一対一に対応するようなものではないことを常に意識しているからだと考えられます。先年MISAKO&ROSENで行われた展覧会でも同様の実験的なインスタレーションが行われました。身の回りにあふれたものたちの乱反射が何ごとかを構成しつつ、意味づけから解き放たれて漂泊する絵具の濃淡になることを思考しつづけるアティテュードが見て取ることができました。

今回の展示では、同様の思考と態度はより確信をもって、より他者をまきこみながら展開されていきます。展覧会のタイトルにもあるように、鏡のように世界を反映しつつ、視覚情報だけではない音、匂いほかさまざまな情報の記憶と体感を絵筆とキャンバスで再現します。その際、掬いきれないことがらを別の角度から照射するように、制作に必要とされつつ取り残されてあるようなさまざまな物品が、作品とひとつの連なりとなって会場にインストールされることになります。つまり南川の作品は、絵画表現の境界画定とそのはみ出し・こぼれ落ちを遡求的に問いかけつつ、その都度の体験として提出する極めてコンテンポラリーなアートの文脈を踏まえた絵画でありインスタレーションであるといえます。南川の試みを空間のなかで追体験していただけるよい機会となることでしょう。

【トークイベント】
■第1回 コーヒーパーティー:2月25日[土] 18:00-20:00
「これから気になる、もしくは今までの東京のカルチャー、アート、政治、面白い人達など」
出演予定者: 花代(アーティスト)、加賀美健(現代美術アーティスト、Strange Storeオーナー)、千原航(デザイナー)ほか
■第2回 コーヒーパーティー:3月17日[土] 18:00-20:00
「インディペンデントな出版・そしてこれからどんな本を作りたいか、最近気になっていること」
出演予定者: 兼平彦太郎(インデペンデントキュレイター)、小林エリカ(小説家)、辻村慶人(TOO MUCH MAGAZINE編集長)、千原航(デザイナー)ほか

メディア

スケジュール

2012年02月17日 ~ 2012年04月01日

オープニングパーティー 2012年02月17日18:00 から 20:00 まで

アーティスト

南川史門

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