伊庭靖子「Paintings」

MISA SHIN GALLERY

終了しました

アーティスト

伊庭靖子

伊庭は、クッションや陶器など、日常のオブジェクトの持つ質感や光、空気を、絵画上に引き出すことで、観る者の五感に訴える作品で知られるアーティストです。1967年、京都に生まれ、1990年代前半から、画家としての活動を始めた伊庭は、一貫して、日常的な対象物を写真で撮影し、それを拡大して、キャンバスに転換するという手法で絵画を制作してきました。今回、MISA SHIN GALLERYでの初の個展となる本展は、「風景」を描きたいという伊庭の、新しい境地への挑戦です。新作の油彩7点を含む本展では、モチーフとしての陶器を、これまでの、模様の部分の輪郭をぼかしてグラデーションをつけて描く方法から、光の部分をはずして浮き立たせることで、あたかも「光が張り付いているような」な視覚表現を試みています。

[画像: 伊庭靖子「Untitled 2012-01」 (2012) Oil on canvas 97 x 145.5cm]

スケジュール

2012年6月1日(金)〜2012年7月14日(土)