渡辺豪「portraits」

URANO

終了しました

アーティスト

渡辺豪

渡辺豪（1975年兵庫県生まれ）は、コンピューターグラフィックスで作成した3D形態の骨組みに、物の表面の画像を貼り付ける、あるいは、一部を切り取り、解体するなどして、幽暗な色調と静寂を帯びた緩やかな進度のアニメーションやデジタルプリントの作品を制作しています。

なかでも、2002年から発表している、コンピューター上で作成した3D形体の顔に実存の人物を撮影し、その皮膚の画像を貼り付け、半透過フィルムにデジタルプリントしたライトボックス作品のシリーズは、ヒトとモノそのどちらにも属さない領域を感じさせる「境面」を表現し、見る者に強い存在感と印象を与えてきました。

今回の個展では、2009年にリトアニアのコンテンポラリーアートセンター（CAC）で開催された「ビッグ・イン・ジャパン」展で発表した、ライトボックス作品5点を日本で初めて一堂に展示致します。なお、この最新シリーズをもって、ポートレートのライトボックス作品は完結となります。

また、表参道のエスパスルイ・ヴィトンにて開催中の展覧会「コズミック・トラベラーズー未知への旅」、1223現代絵画で開催中の個展「faces」でも渡辺の最新作を展示しております。併せてご高覧頂けましたら幸いです。

スケジュール

2012年4月14日(土)〜2012年5月12日(土)