ジョンペット・クスウィダナント「オン アスファルト」

NANZUKA

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このたび、NANZUKAは、1976年生まれのインドネシア人アーティスト、ジョンペット・クスウィダナント(Jompet Kuswidananto)の国内初となる新作個展を開催致します。
クスウィダナントは、ジョグジャカルタのGadjah Mada Universityにて、社会学及び政治科学を学んだ後、音楽家、パフォーマーとしてジョグジャカルタにある現代舞踏団Garasi劇団にて1999年まで活動し、その後音楽、映像、パフォーマンス、そしてインスタレーションを主なメディアとするアーティストとして、2009年のリヨンビエンナーレや2011年のベネチアビエンナーレに参加するなど、インドネシアを代表するアーティストの1人として数えられるようになりました。日本国内でも過去に2度、2005年の福岡アジアアートトリエンナーレと、2008年の横浜トリエンナーレにて作品を発表しています。
インドネシアは仏教、イスラム教、そしてキリスト教が混在し、ジャワ、スマトラ、バリなど異なるツーツを持つ民族が束なって2億3千万人もの人口を誇る巨大国家です。その歴史も、約350年もの長きに渡るオランダの植民地時代などを経て、様々な変革を遂げてきました。多様な民族、歴史、宗教などが複雑に絡み合うインドネシアという国家の歴史は、クスウィダナントの作品に色濃く反映されています。
例えば、クシウィダナントが2008年以降取り組んでいるジャワ人の社会、歴史、文化を反映した”Java's Machine" シリーズの代表作の1つ、”Long March Java”は、インドネシアに伝わる古の物語を題材に、異なる民族との結婚のために馬に乗って長い旅路を行く妃のストーリーを表した作品です。あるいは、”War of Java"と題する映像作品は、光と火を神秘的な力によって操るジャワ人の伝統が、植民地時代にオランダに利用されて現代の産業へと飲み込まれて行った歴史を表したパフォーマンスです。
クスウィダナントの関心は、互いに異なる文化、文脈が如何に相互作用し、新たな関係性を築きうるのかという点に注がれます。そして、その視点はグローバリズムの渦中にある私たち全世界の共通の課題として、未来の在り方についての提起であると言えるでしょう。
クスウィダナントの作品は、「私たちはどこからきたのか、どこへ行くのか」という普遍的な問いを、純粋且つ力強く思い起こさせます。”もはや一般的である必要はない”(no longer popular")と語りながら様々なテクニックを駆使した機械(動く作品)を生み出しているクスウィダナントの作品を前にして、私たちは未来への力強いエネルギーを感じることでしょう。
本展では、新作のインスタレーションと、これまでに制作された映像作品を5本発表する予定です。
本展に寄せて、アーティストが来日を果たします。11月24日(土)18:00~アーティストを囲んでオープニングレセプションを行います。本展を皆様にご高覧頂ければ幸いです。

メディア

スケジュール

2012年11月24日 ~ 2012年12月23日

オープニングパーティー 2012年11月24日18:00 から 20:00 まで

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