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清野祥一 展

マリーギャラリー
終了しました

アーティスト

清野祥一
清野祥一は、火を通じて様々な素材を出会わせることで、新たなものを作り出す。同時に、以前存在したものを消し去る。火を介することにより、人の力で制御することのできない偶発的な現象が起こる。清野は自分の意図する現象を起こすため調整するが、それでもなかなかそうはいかない。窯のなかに置いた位置、火の当たり方等の環境、そして天候にさえも左右され、だからこそ思いがけないことが起こり、作品の表情となっていく。

12.75-11=1.75 (kg) これは『グラファイトの焼成前の重さ−焼成後の重さ=気体の重さ』を示している。2009年から作品タイトルは、このような計算式となっている。『焼成前の重さ』は、作品に使用しているグラファイトの純粋な重さであり、『焼成後の重さ』は、それを窯の中で火によって焼いた後の重さである。すると『気体の重さ』は焼成の際に消滅した何かの重さとなる。

新たなものへと変容するには火と偶然の力とともに、何かの消滅が必要である。ただし、いつも完璧で決まった重さの何かが消滅するわけではない。それは意図的な干渉が不可能な火による偶然の働きによる。

本展覧会は昨年の個展に引き続き、グラファイトとセラミックスフィルターを使用した新作にて構成される。

[画像: 清野 祥一作品 サイズ:30x40x6(cm) メディア:グラファイト、セラミックフィルター、フリット釉 制作年:2012年]

スケジュール

2012年10月26日(金)〜2012年11月10日(土)

開館情報

時間
13:0018:00
休館日
月曜日、火曜日、水曜日、日曜日、祝日
入場料無料
会場マリーギャラリー
mariegallery.com
住所〒103-0007 東京都中央区日本橋浜町3-33-7 1F
アクセス都営新宿線浜町駅A2出口より徒歩5分、東京メトロ半蔵門線水天宮前駅5番出口より徒歩8分、東京メトロ日比谷線・都営浅草線人形町駅A1出口より徒歩11分
電話番号03-6321-3442
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